天津祓(あまつはらえ)は、五大神咒(ごだいかじり)とも言われています。
「とほかみえみため」の八言(やごと)は、五元(ごげん)の神を拝する言霊であります。
五元の神を讃える言霊である
【 と】 水の神
【 ほ】 火の神
【かみ】 木の神
【えみ】 金の神
【ため】 土の神
また、天津神々を拝する「遠(とお)つ神 愛(え)み給(たま)へ」の意味も含まれています。
他にも漢字でこう伝えられています。
「遠神笑美給(とほかみえみため)」
「遠神能看可給(とほかみえみため)」
「吐普加身依多女(とほかみえみため)」
「吐普加微恵美多咩(とほかみえみため)」
「とほかみえみため」の言霊は、一切の罪穢(つみけがれ)を祓い、福寿をもたらす大祓詞の秘詞(ひめことば)「天津祝詞の太祝詞事」とも言われてる。
三種太祓(さんしゅのおおはらひ)
この天津祓の含まれる祝詞が他にもあります。それが三種太祓です。
この三種太祓には、五元の神、森羅万象、方位の意味が含まれています。災いを消し去り、自らの行いを正すことができる祝詞でもあります。
吐普加美依身多女 坎艮震巽離坤兌乾 祓へ給ひ清め給へ
(とほかみえみため かんごんしんそんりこんだけん はらへたまひきよめたまへ)
天津祓(あまつはらえ)